Goodnight My Angel
今夜もまた、真夜中過ぎに我が家に帰る。
もう、3週間ほどこんな日が続いている。
父の日だった2週前の日曜日も
仕事からなかなか帰らない僕の携帯が何度も震えて
娘から、息子から、「何時になるの」と催促の電話。
一緒に休日出勤して、遅くまで働いてくれている仲間をさしおいて
一人先に帰るわけも行かず、その日も0時を回って帰宅。
リビングには仲良く毛布に包まった二人の姿。
テーブルの上には、どちらが作ったのかゴーヤチャンプルと
「冷蔵庫のピーマンの肉詰め焼いて食べてね」とメモが一枚。
「仕事なんかやめて、早く帰って来いよ!」
携帯の向こうの息子の言葉が、また聞こえた気がした。
二人だけで作ってくれた夕食
二人の寝顔に「ごめんな~」とつぶやいて
かみしめるゴーヤの苦味がことさら堪えた、、、。
仕事は一つの山を越えて、やっとスタートラインに立った状態
過酷な400mハードルのランナーのような気分
一気に駆け抜けることも出来ず
目の前にはいくつものバーが立ちはだかる。
瞬発力だけでは障害を飛び越えられない
呼吸をしながら、酸素を取り込んで、しなやかに
フィニッシュのテープを切るまで持ち堪えられるか、、、。
今夜は、子供達も定期テストが終わって、少しほっとした様子
僕は夕食を片付けて、ようやく迎えた週末らしい夜に
一人、♪コルトレーンを聴きながら、スコッチの水割りを傾けていた。
「足が痛いよ~」先に寝るといって部屋に入っていた娘がまた起きてきた。
「痛くて眠れないよ~、成長痛かなぁ」
「まさか、とっくの昔に止まっとるやろ」と横で筋トレ中の息子
「縮んでいるのかもしれん」と僕が、ぼそり
娘は僕をキッと睨んだ後、何とかしてよという顔でこちらを見る。
「昔みたいにマッサージしてやるから部屋に行こう」
「小学生の頃、よく夜中にこうして足が痛いって泣きべそかいてたな」
「呼んだらお母さんがいつも来てくれて擦ってくれたよ」
「オトウは眠くて、いつも任せっぱなしだったなぁ~」
「たま~に来てくれたと思ったら、擦りながら寝てたよ」
あの頃に比べて、ずいぶん太くなった膝をタオルの上から
揉んであげてたら、いつの間にかスヤスヤと寝息の娘。
毛布を掛けて、電気を消して、部屋を出ようとしたら
「ありがとう」が聞こえた、、、。
♪Goodnight,my angel
おやすみ、僕の天使
Time to close your eyes
そっと目を閉じて
And save these questions for another day
言いたかったことは、明日のために残しておこう
I think you know what you've been asking me♪
君が聞きたかったこと、分かっているよ
Lullabye(Goodnight,My Angel)/Billy Joel [YouTube]
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